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こちらに修正少し簡単インストール方法を記載しました。ご参考ください。
当社サーバーのサブドメインで、OpenPNE3.6をインストールする方法を記載いたします。当社サーバーご利用のお客様には無料でインストールさせていただきます。
– OpenPNEのインストールはSSHで行なう仕様となっていますので、ご自分でトライされるお客様はSSHアカウントの有効化を当社までご要請ください。
今回は、sns.mydomain.com というサブドメインにインストールしてみます。
手順
– 最初にCpanelにログインして、サブドメイン”sns.mydomain.com”を作成します。
cPanelにログインしたら、ドメイン -> サブドメイン をクリックします。
サブドメイン : sns
と入力します。次に文書ルートとして、”public_html/sns/web”と指定します。何も指定しないと”public_html/sns”となってしまい、インストール後正しく表示されません。cPanelは文書ルートを指定できますので、煩わしい.htaccessによる設定は不要です。
次に作成された、”public_html/sns/web”へ行き、webフォルダーの中身を空にしておきます。具体的にはここに作成されている、”public_html/sns/web/cgi-bin/”を削除して、”public_html/sns/webの中身を空にします。webフォルダーには後で、OpenPNEのwebフォルダーの中身が入ります。FTP/SSHどちらを使用しても構いません。
– cPanelから、OpenPNE3用のMySQLデータベースを作成します。データベースの作成方法はオンラインマニュアルを参照してください。
– OpenPNEサイトから2012.2.9時点で配布されている最新版、OpenPNE3.6.2をダウンロードします。ファイルは、zip形式です。
http://www.openpne.jp/pne-downloads/
– ダウンロードした、openpne-OpenPNE3-OpenPNE-3.6.2-0-gd0cac07.zipファイルを、public_html/sns フォルダーにアップロードします。転送モードは自動を選択します(FFFTP推奨)
– SSHにサーバーにログインします。
– cd public_html/sns を実行して、snsフォルダーに移動します。
– unzip openpne-OpenPNE3-OpenPNE-3.6.2-0-gd0cac07.zip を実行してファイルを解凍します。
解凍が終わると下記のようにsnsフォルダ下に/openpne-OpenPNE3-d0cac07 フォルダが作成されます。
public_html/sns/openpne-OpenPNE3-d0cac07
*openpne-OpenPNE3-d0cac07の中にプログラム本体が入っています。
– cd openpne-OpenPNE3-d0cac07/
で一つ下に降り、”openpne-OpenPNE3-d0cac07″にある全てのフォルダ、ファイルを一つ上の、/sns/フォルダに移動させます。
mv * */ ../
ここでwebフォルダに/cgi-bin/が残っていますと、OpenPNEのwebフォルダの中身が移動されませんので、必ずpublic_html/sns/webの中身は事前に空にしておいてください。
.gitignoreも移動させます。
mv .gitignore ../
これで、openpne-OpenPNE3-d0cac07フォルダは空になりますので、
rmdir openpne-OpenPNE3-d0cac07/
で削除します。FTPから削除しても構いません。
下記のようなフォルダ構成になっていることを確認します。
– cd config/
で一つ下の/configフォルダに降ります。
copyコマンドで
OpenPNE.yml.sample -> OpenPNE.yml
ProjectConfiguration.class.php.sample -> ProjectConfiguration.class.php
に名前を変更します。
cp OpenPNE.yml.sample OpenPNE.yml
cp ProjectConfiguration.class.php.sample ProjectConfiguration.class.php
mvコマンドで書き換えしますと当社サーバーでは、言語切替プルダウンメニューが出なくなります。
– vi OpenPNE.yml
でファイルを開いて下記のように必要な記載を記入します。
# SNS の URL
# URL of the SNS
base_url: “http://sns.mydomain.com” <- アクセスするURLを記入します。
# SNS からのメール送信に使うドメイン
# Domain to use for sending e-mail from the SNS
mail_domain: “mail.mydomain.com” <- ご自分のメールサーバー名を記入します。
記入が終わったら、:wq で保存します。この作業は、FTPでOpenPNE.ymlをダウンロードし、TeraPadのようなUTF-8(N)(T)をサポートするエディタで記入して、アップロードしても構いません。フォーマットはutf-8です。notepadのようなテキストエディタは使用しないでください。
これでインストールの準備がとといました。
ここまでの確認
1. cPanelで”sns.mydomain.com”というサブドメインが、文書ルート”/public_html/sns/web” を指定して作成されている。webフォルダの中身は空になっている。
2. “/public_html/sns/”の中にOpenPNEの中身が全部入っている。
3. “OpenPNE.yml”の、base_urlとmail_domainが正しく記載されている。
それでは、snsフォルダに移動します。
cd cd ~/public_html/sns
インストールコマンドを実行します。
php5 ./symfony openpne:install
データベースの種類を聞かれますので、
Choose DBMS: mysql
と入力
データベースのUsername – Type database usernameを聞かれますので、作成時に指定したユーザーネームを入力
データベースのPassword – Type database password(optional)を聞かれますので、作成時に指定したパスワードを入力
データベースのHostname – Type database hostnameを聞かれますので、localhost と入力
Type database port number(optional) はそのままリターンしてスキップ
データベースの名前 – Type database nameを聞かれますので、作成時に指定したデータベース名を入力
確認画面が表示されますので間違いが無ければ「y」キーを入力しEnterキーを押下します。
インストールが開始されますので、完了するまでしばし待ちます。
間違いがある場合は「n」キーを入力し、Enterキーを押下するとchooseからやり直しができます。
イントールにはかなり時間がかかりますので、しばらく待ちましょう。また回線が混雑していたりするとエラーが発生することがありますが、その場合には時間を変更して試してみましょう。
installer installation is completed! と表示されれば完了です。
– ログイン画面
http://sns.mydomain.com/
にアクセスするとログイン画面が表示されます。
メールアドレスに「sns@example.com」パスワードに「password」と入力し、ログインボタンを押下しますと、OpenPNEにログインできます。
– 管理画面へのログイン
http://sns.mydomain.com/pc_backend.php
にアクセスすると管理画面が表示されます。
アカウント名に「admin」、パスワードに「password」と入力し、ログインボタンを押下しますとOpenPNEの管理画面にログインできます。
左の管理画面設定をクリックし、中央上のChange Passwordをクリックするとパスワードを変更できます。
以上でインスールは完了です。サーフウェブカンパニーのサーバーに、OpenPNE3がインストールされました。
cPanelサーバーはサブドメインの文書ディレクトリをコントロールパネルから指定できますから、.htaccessでアクセスサイトを指定したり、シンボリックリンクを作成しなくてもOpenPNE3をインストールできます。